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日本人が世界大会チャンプの座を奪い返す、という日本の思いを圧倒的な試合展開で砕いた世界チャンピオンArash Ommatiさん。
勿論、Kosuge選手とのPT相性がかなり有利だった、という点はありますが、緊張感の続く対戦の連続でありながら、決勝戦ではヒードランが目を覚ますタイミングで再びキノコの胞子を決める等、冷静なプレイングが印象に残りました。

Arashさんの世界大会マスターの部優勝はこれまで、日本人とアメリカ人しかいなかった、優勝という地位にヨーロッパの選手として初めて輝く、という特別な意味を持ちました。


ここでは、Arash Ommatiさんが書いた世界大会レポートを翻訳し、成長の糧としていければ、と思います。

以下はこの記事の翻訳となります。
http://nuggetbridge.com/reports/mean-streets-world-champion-masters-2013-vgc-world-champion-report/


Meanが世界チャンピオンになるまでの道のり。WCS2013世界チャンピオンのレポート

皆さん、こんにちは、私はArash Ommati、先日カナダバンクーバーで行われた世界大会で優勝しました。この名誉ある大会の頂点に立つまでの過程と、この業績を支えてくれたPTを紹介していきます。


・マンムー(♂)@拘りスカーフ
特性:厚い脂肪
個体値:31-31-31-1-31-31
努力値:H124 A44 B100 D44 S196
性格:意地っ張り

技:氷柱張り/地震/氷柱落とし/岩雪崩

卒業してすぐ、私は世界大会に向けたPT作りに取り掛かりました。韓国の代表決定戦でマンムーを使っていたプレイヤーがいたことに関心がありました。このマンムーというポケモンの型は最終的に世界大会で使うことになったものと韓国代表決定戦で見たものとは大きく異なっていますが、マンムーというポケモン自体を考察する機会を与えてくれた点に意味があり、マンムーを一番多く使っていくことで、適切な構築に入って、味方のサポートを受ければ、大変強力なポケモンになると思いました。

なぜ、マンムーなのでしょうか?それは霊獣ランドロスを安全に処理できる数少ないポケモンのひとつだからです。(同様によくいる化身ボルトロスも処理できます)このマンムーの調整は三回変えました。最初は単純に攻撃的なもの(注:AS振りと思われる)を使っていましたが、スカーフ霊獣ランドロスの馬鹿力を確定で耐えて返り討ちにできる調整に変えました。最後にS努力値調整を考え、最速ライコウを抜けるようにしました。(正直に言うと、命の珠スターミーにPTを壊滅させられたことがあるので、ライコウと同速であるスターミーの攻撃を受ける前に相手にダメージを与えられることに意味があります)
特殊防御の方面に目を移すと、このスカーフマンムーは自信より早いポケモンの攻撃では控え目スカーフラティオスの流星群(50%で落ちる)と、スカーフウルガモスのオーバーヒート(臆病だと6.25%、控え目だと62.5%で落ちる)を除いて耐えることができます。この型のマンムーは使いやすくはなく、Aに努力値を割いていないことで必要な時に倒しきることができないこともしばしばありましたが、その代わりに耐久を高めた判断は良かったと思います。

そして、なぜ拘りスカーフなのでしょうか?あなたが考えたことと異なるでしょうが、拘りスカーフという道具はこの耐久に厚いマンムーを従来の気合いの襷の型のものより、融通が利くようにします。日本のメタゲームにおける臆病最速の化身ボルトロス使用率の上昇を艦み、世界大会では多く遭遇するであろうと思ったので、トルネロスとマンムーを並べて選出することで一撃でボルトロスを倒せると考えました。マンムーの最後の技枠に岩雪崩を作用することに迷いはありませんでした。
その理由は、ひとつは採用率トップの脅威となるポケモンに対して少なくとも二つ以上効果的な技を採用することを好んでいるからです。マンムーの岩雪崩では耐久に努力値を割いている型のウルガモスを一撃で倒すことはできず、また蝶の舞を使う型のウルガモスが心配でした。(シングルバトルではヒードランはウルガモスを完封できるかもしれませんが、ダブルバトルではそうはいきません)
 もうひとつの理由はマンムーのSを高めた上で岩雪崩を使用することで怯みの追加効果を引いて負けを回避する狙いがあったからです。

最後に氷柱張りという技はガブリアス(ヨーロッパの代表決定戦では多くいました)や霊獣ランドロスに対して非常に有効な技です。これらのポケモンはストーンエッジでトルネロスを脅かすポケモンでありましたが、世界大会では拘りスカーフを持った霊獣ランドロスはそこまで多くありませんでした。馬鹿力をマンムーに採用すると拘りスカーフを持ったバンギラスの処理に役立ちますが、それよりも他のポケモンへの打点の方が重要でした。氷柱落としと氷柱張りという二つの氷タイプの技を両立させ、馬鹿力は採用しませんでした。


・トルネロス(♂)@飛行のジュエル
特性:負けん気
個体値:31-31-31-3-31-31
努力値:H4 A252 S252
性格:陽気

技:アクロバット/守る/馬鹿力/蜻蛉返り

このPTのもうひとりのMVP。代表決定戦では負けん気キリキザンを使用し、いかに負けん気という特性が優秀であるかを実感し、それからはこのメタゲームにおいて威嚇を受けやすい物理ポケモンを負けん気ポケモンの採用なしに使うことはなくなりました。

スカーフマンムーとトルネロスという並びの相性補完は素晴らしく、互いの苦手な相手をもう一方が処理することができます。この二体の選出が世界大会では一番多かったです。このトルネロスの技構成はとてもスタンダードであり、蜻蛉返りを入れることになった最後の技スペースは非常によく考えました。身代わりやなりきりという技も考えましたが、蜻蛉返りという技が立ち回りの柔軟性を増す意味で一番しっくりきました。


(注:原文通り訳しますが、以下のラティオスは努力値に無駄があります。記載ミスかと思いますが、気になる方は原文を参照下さい。当初は個体値の記載ミスもありましたが、修正されたようです)
・ラティオス(♂)@ドラゴンジュエル
特性:浮遊
個体値:H31 A2 B31 C30 D31 S30
努力値:H4 C252 S252
性格:臆病

技:日本晴れ/流星群/守る/めざめるパワー(炎)

メインとなる二体を決めた後、マンムートルネロスでは処理できない相手を見るため採用

最初に雨PTにどう対応するか考えたのですが親友のChristoph Kugeler(DE)(drug duck)が日本晴れラティオスを薦めてくれました。この選択は通常では雨PTに対して選出しにくいポケモンを選出できるようにしたためよかったと思います。臆病CSラティオス@ドラゴンジュエルという一般的なものではなく、素早さを落として特攻を上げトルネロスのジュエルアクロバットを耐えるようにしたものの、(注:控え目耐久調整ラティオスと思われる)テラキオンを抜けるよう臆病個体採用とし、これが予選ラウンドで決め手となった試合もありました。めざめるパワー炎を採用したのは、カポエラーの使用率の低下もあり格闘ポケモンの処理に困ることなく、ハッサムの処理にもたつくことがあったためです。


・モロバレル(♂)@ラムの実
特性:再生力
個体値:31-0-31-31-31-7
努力値:H252 B108 D148
性格:穏やか

技:キノコの胞子/怒りの粉/ギガドレイン/守る

ラティオスだけでは雨PT対策は十分ではなく、ペアとしてモロバレルを採用することにしました。ラティオスをキングドラの流星群から守り、ラティオスが仕事をしやすくするのに加え、トリックルームを使うPTに対し強く、またラティオスなしでも雨PTに強くなれます。ラムの実は相手のキノガッサのキノコの胞子だけでなく、威張るへの回答になっていました。黒いヘドロやオボンの実を持たないことで回復能力は失われますが、これは新しい特性である再生力が解決してくれました。ラムの実は特定の相手の脅威への対処と思われますが、実際に役に立った場面は多かったです。

S個体値0の生意気という有名なものではなく、穏やかのS個体値7という個体を使用したのは、トリックルームPTでよく使われるS0最遅トリトドンより素早さが1低く、ランクルス、ムシャーナ、サマヨール(これらは全てが使われているポケモンではない)、シュバルゴ、ナットレイ、鉄球バンギラスよりは早いためです。S個体値7のモロバレルはトリックルームを使う相手のPTのものより早く、相手がトリックルームを張るターンに相手のモロバレルにキノコの胞子を打つことで、ラムの実を消費することなく眠らせることができます。


・ヒードラン(♂)@食べ残し
特性:貰い火
個体値:31-0-31-31-31-31
努力値:H212 B4 C36 D4 S252
性格:臆病

技:身代わり/熱風/守る/大地の力

ラティオスが日本晴れを使うということで、それを利用し強化することができるヒードランが適任と考えました。晴れ状態でのヒードランは脅威であるので、相手が交換したり守るタイミングで身代わりを張ることは容易で、それによってアドバンテージを取れました。(最初はWiFi大会用に考えた達人の帯を試していて、それはなかなよかったのですが、この型は求めているものではないと思いました)

臆病最速ヒードランは砂状態でない意地っ張りドリュウズを抜けること(もちろん、キノガッサより早いですが)が重要であり、ヒードランは容易に熱風でドリュウズを倒すことができます。HPは食べ残しでの回復効率を最大にするための調整、D4振りは晴れ状態で身代わりがニョロトノの熱湯を耐えるのに役立ちます。ヒードランに耐久調整を施したのは、このPTにおいて攻撃するのと守りを固めるバランスをとるのに役立ちました。


・ローブシン(♂)@オボンの実
特性:鉄の拳
個体値 : 31-31-31-0-31-31
努力値:H212 A32 B12 D252
性格:意地っ張り

技:ドレインパンチ/冷凍パンチ/マッハパンチ/守る

ローブシンは最後にPTに加えたポケモンです。これは容易な選択ではありませんでした。多くの対戦で容易に選出できる、融通の利くポケモンを探していました。特殊な役割を満たしてくれるもの、PTの守りの核となり、砂PTに強く、トリックルームに対抗できるもうひとつの手段を考えていました。言い換えれば、いくつかの条件を満たす耐久力のあるアタッカーを必要としていました。

悩んだ末、ローブシンを使うことになりましたが、トリックルームPTにいるような攻撃に多く努力値を割いたものを必要としていたわけではなく、2012年VGCシーズン後期の日本の環境にいたような、多くの攻撃を耐え、相手に十分なダメージを与えられる型のローブシンを採用しました。よって、持ち物の選択は容易でした。火力を上げるようなアイテムは必要なく、防御的なアイテム。何を見つけたか?特に迷うことなく、ローブシンの耐久を高めるオボンの実を採用しました。

そこでダメージ計算に移りました。ローブシンの特別な役割はバンギラスを処理することにあり、これは努力値を特別に割く必要はありません。冷凍パンチという技は(注:ドラゴンや飛行タイプの処理という点で?)攻撃的な技でした。

最後に、意地っ張りの素早さ個体値31というのは、最遅バンギラス、ズルズキン、ポリゴン2、トリトドン、ドサイドンのようなトリックルーム下での脅威となるポケモンより速いです。素早さ実数値78の意地っ張りズルズキンというこちらより素早さが13速いポケモンに遭遇しましたが、特に問題ありませんでした。世界大会の多くの試合でローブシンを選出しましたが、どの試合でもよく活躍しました。

このPTは特に守備的ではない(正直に言えば全く守備的ではない)ですが、今のルールでは対戦時間は20分の制限がるので、必要があれば時間を延ばせるよう(注:ルールで認められる範囲内での遅延)に色違いポケモンだけを連れていくことにしました。(注:ヒードランは不明だが、夢特性のトルネロスを除きすべて色違いのようである)
いくつかHPを回復する手段があるというのもあります(注:ヒードランの食べ残しやローブシンのドレインパンチ)


・面白い事実
最初はすべてのポケモンが光るPTにしようと考えていました。ただし、夢特性のトルネロスと色違いが気持ち悪いマンムーはポケウッドスターに。
そこで世界大会一週間前の土曜日にゲーム内でポケウッドスターを付ける作業に取り掛かりました。(トルネロスは既に付いていたため、マンムーのみ)月曜日にその作業が時間がかかり退屈なためやめました。光エフェクトにより時間を稼ぐ戦略を採用するにあたって、PTのうち一体だけ光らないことは大した問題ではないとは思いましたが、このようなことには一種の拘り症であるため仕方なくマスタード色のマンムーを使うことにしました。


(中略)
(この部分には予選ラウンド、決勝ラウンドに関する対戦レポートがありますが、省略して唯一の日本人との対戦である決勝戦の部分のみ翻訳させていただきます)

The Finals: VS Ryosuke Kosuge(Gebebo)

化身ボルトロス/霊獣ランドロス/クレセリア/ローブシン/ヒードラン/バンギラス

(注:げべぼさんの構築に関してはご本人のブログに詳細があります)

Game1
この試合は見る分には面白いかもしれませんが、対戦する側としてはそうではありませんでした。しかし、この対戦における重要なターンについて解説させていただきます。

Turn1
マンムー氷柱落としでH252穏やかボルトロスを一発で落とせる調整であり、ローブシンはトルネロスで容易に倒せると考え、二体とも動かし攻撃

Turn2
この対戦で最も興味深いターン。二体を倒した後、こちらはまずい状況でした。相手がヒードランで守るを選択せず攻撃してきたら負けると思いましたが、相手はそうはしませんでした。1ターン目にローブシンのマッハパンチでマンムーのHPは残り50になっていたのでクレセリアのサイコキネシス圏内に入っており、ヒードランを動かさない場合は相手は守る+サイコショックあるいは守る+トリックルームを選択すると考え、クレセリアに集中攻撃。相手が噴火を選択していたら負けでした。

相手が守るを選択した時、私はよくわかりませんでした。相手がマンムーがスカーフ持ちだということに気付いていないとは考えられなかった、さらには相手が私のPTについて知らなかったのが信じられなかった。なぜなら、前日に何人かの日本人が見ている前でマンムーを使っていたので、誰も彼に伝えていなかったことに本当に驚いたのです
相手は非常に慎重な立ち回りをし、トルネロスの馬鹿力とマンムーの氷柱落としのヒードランへの集中を守りましたが(注:クレセリアへ氷柱落としと蜻蛉返り集中を選択しているが、ヒードランへの集中攻撃も視野に入れていた発言と思われる)、すでに残ポケ数が2-4となっている状況では意味がありませんでした。

Turn3
(注:蜻蛉返りでトルネロスの場所にローブシン。トリル下。ローブシンのドレインパンチを耐えた後、ヒードランはジュエル熱風でマンムーを落とし、ローブシンを削るも、HPが50%以上残りオボンの実が発動しない、クレセリアのサイコキネシスでローブシンを落とす)このターンは最もリスキーな行動を選択し、二体落とされました。
Turn4以降について言うことはありませんが、最も安全な行動を選択しました。(ヒードランの最速起きを読み再度モロバレルでキノコの胞子を選択)


Game 2:
Turn1
マンムーの地震+トルネロスでクレセリアに蜻蛉返り、という安全行動。ヒードランが守るを選択した場合はトリックルーム下のモロバレルのキノコの胞子で攻められるし、動いた場合は倒せる。相手は最悪の行動を選択

Turn2
おそらく相手は手助け+冷凍パンチを選択していたのでしょうが、最も安全な行動であるキノコの胞子をローブシンに選択。(相手は再びクレセリアがトリックルームを打つのを阻止するべくモロバレルがクレセリアに胞子を打つのを期待したのでしょう)トリックルームを決められた場合に備えてマンムーをトルネロスに交換。

Turn3
技選択に迷いは殆どなし。ローブシンが最速の2ターンで起きることだけが心配であり、怒りの粉+アクロバットや胞子+守るの後に怒りの粉+アクロバットを選択すればより安全でしたが、起きることはなくローブシンにアクロバット、クレセリアにキノコの胞子を決める。
この後はより慎重な選択をし、蜻蛉返りでマンムーに交代、霊獣ランドロスに胞子、地震の急所や冷凍ビームによる氷漬けに気を付けて立ち回りました。

(げべぼさんのブログ記事に説明がありますが、事前にマンムーの持ち物がスカーフということはわかっておらず、また世界大会決勝という緊張感もありマンムーのスカーフを対戦が終わるまで見抜けなかった、とのことです)

・まとめと挨拶
このイベントに参加した皆さんに感謝したい。この素晴らしいコミュニティーがこのイベントを単なるゲーム以上のものにしてくれました。この世界大会期間の2,3日でどれほど新しい友達が増えたことでしょうか。この世界大会に関わった皆さん、本当にありがとう。来年またワシントンDCで会いましょう!


原文を損ねるような誤訳があればご指摘お願いします。


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