以下のレポート翻訳記事になります
http://nuggetbridge.com/reports/armed-with-four-forearms-senior-division-world-machampion-team-analysis/

4本の腕による武装 シニア世界大会チャンピオンのパーティー分析

こんにちは、皆さん。知らない方のために説明すると、私はHayden McTavish、ここではEnigneと呼ばれています。休暇とPCの問題によりこの記事の投稿が遅くなったことをお詫びします。

このPTを組む上で注意したことは、多くの半減・無効タイプがあること、弱点が被らないようにすることです。また弱点を付いてくるポケモンに対して、強力な打点を持てるようにしました。

下記の構築記事にはニックネームも含まれますが、いくつかはUnrealityさんのおかげで思い付いたものです。

・ヒードラン@シュカの実 NN Sorry He
特性:貰い火
努力値:H44 B4 C252 D4 S204
性格:控え目
個体値:31-0-31-31-31-31

技:熱風/守る/大地の力/身代わり

ヒードランはこのPTで最も攻撃的なポケモンであるとともに、世界大会で最も使わなかったポケモンです。世界大会前の練習試合では何度か助けられましたが。ヒードランは、このPTにおける重要な耐性(注:炎の一貫性をなくす)をもたらし、またシュカの実を持つことで相手のヒードランを処理でき、重要な役割を果たしました。

この努力値振りは2013年のフィラデルフィア大会でBearsfan092さんが使用したヒードランに似ています。これは、無補正性格の準速S70族を抜き、また特攻に最大の努力値を割いたものです。HPの努力値8を防御と特防に振り分け、わずかですがより耐久を上げました。しかし、残念ながらこれによりヒードランのHPが4の倍数となりました。特攻努力値を244にし、HPに8余分に割けばよかったと思います。(注:4n+1となる)

・ハッサム@オッカの実 NN Rock Paper(注:英語のじゃんけんの掛け声にRock Paper Scissorsがある)
特性:テクニシャン
努力値:H252 A172 B4 D74 S4
性格:意地っ張り

技:バレットパンチ/虫食い/守る/剣の舞

PTに2体の鋼タイプのポケモンを入れることは求めている耐性を実現する上で重要でした。これにより鋼タイプのポケモンなしでは脅威となるドラゴンタイプや他のポケモンに対する立ち回りがより柔軟にできるようになりました。ハッサムに拘ったのはヒードランと弱点被りがないことが大きいです。この2つのポケモンのシナジーは素晴らしく、ハッサムに炎技が飛んでくる時には裏からヒードランを出すことができるし、同時に出ている時は相手をヒードランの熱風あるいは噴火(注:相手から見ればヒードランが噴火個体かどうかわからないので)で怖気づかせることができます。ハッサムはヒードランや他のポケモンの脅威となるバンギラスに圧力を掛けられます。優先度1から攻撃できるテクニシャン補正のかかるバレットパンチは、ボルトロスを上手く使えないと思われる状況では特に重要です。技構成はかなり標準的なもので、努力値は場に居座るためにやや守備的にしました。オッカの実は突然の炎技で落とされることを防ぐためです。

・水ロトム@電気のジュエル NN Enigne
特性:浮遊
努力値:H244 C248 D4 S12
性格:控え目
個体値:31-14-31-30-31-31

技: 10万ボルト/ハイドロポンプ/めざめるパワー草/守る

既に 草タイプの攻撃を1/4にし、弱点を突くことができるポケモンを2体採用していたので、水ロトム採用は良い選択だと思いました。水ロトムとハッサムのシナジーは良く、またヒードランとの並びでは、地面や水の一貫性を防ぎつつ、水タイプや地面タイプのポケモンを弱点を突いて攻撃できます。めざめるパワー草は、10万ボルトやハイドロポンプの効かないトリトドンや他の水/地面タイプのポケモンに対して有用で、またハイドロポンプの命中に不安がある場合に少し削れたドサイドンのようなポケモンに対して選択することができ、これは決勝戦第1試合に使いました。

当初は努力値をH252 C252のもので使っていましたが、HPの努力値を削って素早さに割き、まためざめるパワー草採用に当たって少し努力値を変えました。

・化身ボルトロス@食べ残し NN Faux Foe
特性:悪戯心
努力値:H252 B68 D172 S16
性格:穏やか
個体値:31-3-31-31-31-30

技:10万ボルト/電磁波/身代わり/めざめるパワー氷

ボルトロスはこのPTにおける2番目の電気タイプのポケモンであり、ギャラドス(世界大会では多く遭遇しました)に対する駒として役立ち、またカイリキ―に飛行技を打たれるタイミングで裏から出して使っていました。この化身ボルトロスは他の殆どのボルトロスがそうであるように、電磁波による麻痺を拡散するために使いました。この努力値調整は、陽気A252振りガブリアスの岩雪崩を2発耐え、めざめるパワー氷で反撃できますが、砂嵐の天候下では、二回目の岩雪崩の後の天候ダメージを耐える保証はありません。素早さ努力値は、素早さ無補正性格の準速S80族を抜くものですが、これは同時にS4振りボルトロスを抜くものです。残りの努力値は特防へ。この努力値だと臆病ラティオスのドラゴンジュエル流星群を耐える保証はありませんが、身代わりによりジュエルを空費させることができるので問題ありません。鋼タイプのポケモンが2体いるとはいえ、流星群に対してボルトロスを交代する必要はありませんでした。

ボルトロスの技構成は一般的なものですが、普通ではない使い方もできます。LCQにおいてYamamoto Shota選手と対戦した際に、味方のクレセリアに電磁波を打ち、モロバレルによるキノコの胞子を防ぎつつ、素早さが1/4となることで、相手の張ったトリックルーム下でクレセリアが最も早く動けるようになったことが決まり手となった試合がありました。第二試合では、相手のメタグロスに電磁波を打ちラムの実を消費させることで威張るによる強化を防ぎ、負担を軽減しました。このようなトリッキーなプレイングをするプレイヤーは私だけではないでしょうが、一般的なポケモン(注:という概念?)から見ればこのようなプレイングは驚くような要素で、とても有用でした。ボルトロスは何度もラムの実を消費させ、クレセリアの威張るやカイリキ―の爆裂パンチにより相手を混乱させる手助けとなりました。

・クレセリア@エスパージュエル NN Zen Grape
特性:浮遊
努力値: H252 B28 C204 D4 S20
性格:控え目
個体値:31-5-31-31-31-31

技:サイコショック/冷凍ビーム/神秘の守り/威張る

電磁波、威張るが嫌いな方には謝らなければなりません。最後のふたつの技スペースには当初は瞑想とめざめるパワー炎が入っていたのですが、世界大会の数日前に、電磁波や威張る同様に対処に困っていたキノコの胞子を防ぐために神秘の守りを採用しました。いくつかの試合で大きく活躍しましたが、瞑想搭載型よりもクレセリアがお荷物になる事態を恐れ、ハッサムをめざめるパワー炎で処理できる能力を捨てて、威張るを採用することにしましたが、これは相手の特殊アタッカーに対して、特に麻痺している状態のそれに対して有用でした。威張るはまたハッサムやカイリキ―の攻撃を強めることができますが、このような状況になるのは稀であり、それは相手の戦略を妨害できると思った時以外は神秘の守りを使わなかったからです。

麻痺+混乱という状態異常はポケモンというゲームにおいて最も嫌われる組み合わせであり、私もそれを自覚しています。(だから、クレセリアに神秘の守り採用となったのですが)しかしながら、このコンボは高い確率で実現可能なものであり、相手をいらいらさせる意図はないですが、戦略として許される有用なものなら何でも採用すべき、という考えです。混乱+麻痺の状態になったポケモンが動ける確率は37.5%であり、催眠状態にされたポケモンが次のターンに起きて行動できる確率である33%とあまり変わりません。眠らさせらせたポケモンが次のターンに起きると、相手を驚かせ、眠っている間に攻撃しようと思っていた相手に対し僅かですがアドバンテージが得られます。一方、麻痺+混乱状態にした場合で行動させなかった場合は、状態異常にさせたプレイヤーが僅かにアドバンテージを得ます。(注:適切に原文の意図を汲み取れていない可能性があるが、催眠状態は起きればそれで終わりだが、麻痺+混乱では仮に行動できても状態異常が継続していることが大きな違いと思われる)
麻痺+混乱は勝つ確率を高めます。

麻痺+混乱により普通ではないような運を発揮した試合は殆どありませんでしたが、(Pokealex1999選手との試合では素晴らしい運を発揮したので、謝りたいと思っています。)ポケモンというゲームでは運要素というものがある一方、勝つ確率を上げるための戦略というものは実現可能だと思っています。

特攻の努力値は、エスパージュエルサイコショックによりH252 B0カポエラーを倒すことができるものでしたが、2013年の世界大会においては一般的なポケモンではなくなっていました。それでも遭遇した一体に対しては有効でした。素早さ努力値はS4振りロトムを抜くためのもので、残りの努力値を耐久方面へ。Hに252、Dに4振った後、残りをBに振りました。クレセリアは表で攻撃したり、交代、あるいは、裏から出す、といった柔軟性も持てるよう攻撃的なものにしました。攻撃性能のないただ耐久があるだけのポケモンにしたくなかったからです。氷技に冷凍ビームを採用したのは、2012年の代表決定戦でDimさんのラティオスの身代わりを凍える風で壊すことができず負けたためです。ひょっとしたらトリックルームを持っているかもしれない、という幻想は壊しました。エスパー技としてサイコショックを採用したのは、多くのポケモンが防御より特防に厚くしていると認識していたからです。もちろん、高い攻撃と能力から採用率が高いと思われた鉄の拳ローブシンのことは認識していましたが。

・カイリキ―@オボンの実 NN Oh Dear,I
特性:ノーガード
努力値:H252 A76 B100 D80
性格:意地っ張り

技:爆裂パンチ/守る/ストーンエッジ/ワイドガード

鉄の拳ローブシンを含めたメタゲームで何故カイリキ―を採用するのでしょうか。正直に言えば、私はローブシンの火力を見誤っており(それで予選では一度負けました)、またローブシンはカイリキ―よりHP、攻撃、防御が僅かに高く、また鉄の拳の恩恵を受けるマッハパンチの火力は素早らしく、カイリキ―同様ワイドガードを使えます。しかしながら、カイリキ―とローブシンの総合耐久は極めて近く、ノーガードという特性により、「砂隠れ」、「小さくなる」に対応でき、またストーンエッジや爆裂パンチのような命中率の低い技を必中にできます。

爆裂パンチという技は威力100の格闘技という信頼できる火力に加え、相手を倒しきれなかった場合でも混乱の追加効果があります。この意味でカイリキ―は攻撃でもサポートでも効果的な役割を果たしています。攻撃面でカイリキ―の掛ける圧力は大きく、威力の高い格闘技の被弾を避けるために半減できるポケモンに交代しても、そのポケモンを混乱させることができます。(ゴーストタイプでない限りは)爆裂パンチの効かないゴーストタイプ(注:実際に使われているポケモンとしてはシャンデラ、ブルンゲル等)にはスト―ンエッジで攻撃できます。カイリキ―は混乱により相手の行動確率を50%にすること、加えてワイドガードでサポートの役割を果たしました。カイリキ―の素早さ実数値は75なので、素早さ299までの麻痺したポケモンに対しては先制して爆裂パンチを打ち、混乱させることができます。ダメージがあまり入らなくても混乱させることに意味がありました。カイリキ―はボルトロスとシナジーがあります。ボルトロスを脅かす岩タイプや氷タイプのポケモンに対してカイリキ―が強い。麻痺を撒き散らしているボルトロスを脅かす岩雪崩や吹雪、凍える風をワイドガードで防げます。これまでは素早さ操作のないPTでカイリキ―を使っていましたが、電磁波のサポートにより世界大会優勝へと導いてくれました。

ストーンエッジは外す心配がなく、ウルガモスに対し効果的であり、また急所補正があるので、威嚇が入った状態でラティオスの急所に当てたこともありました。

ノーガードにより攻撃が必中になる一方、相手の攻撃を避けられないので、水ロトムの鬼火が当たるのは痛手でした。

ローブシンの強力な先制技であるマッハパンチがない点ではカイリキ―は劣りますが、ローブシンではワイドガード、守る、爆裂パンチの3つを同時に使えないので、カイリキ―という選択でよかったと思います。

努力値振りは意地っぱりA252振りメタグロスの思念の頭突きを耐え、臆病C252振りラティオスのサイコショック、サイコキネシスを耐えるものです。特防努力値が素早さに4回した76ではなく80になっているのは、前に使っていた個体の特防個体値が30だったためですが、結果的にトリックルーム下で速く動けるメリットがあった試合もありました。


誤訳があれば御指摘お願いします


関連記事
スポンサーサイト
いつも御訪問ありがとうございます (*´▽`*)ノ゛☆ありがと☆
にほんブログ村 ゲームブログへ 
Secret

TrackBackURL
→http://poketaroimo.blog.fc2.com/tb.php/220-eb11a126