構築記事公開に際して象徴的なのは、ダブルで言えばジャパンカップWiFi予選後のお話。

・構築を公開することで得られるメリット
自分の能力を他者に知ってもらう事。(影響力が大きければ)自分の構築によって対戦環境全体を変えることができる事。

・構築を公開することによるデメリット
まだシーズン途中で自分が勝ち進んでいるのであれば、個人メタが張られる可能性。
公開した構築の一部若しくは全てが普及し、ミラーが発生すること。対策され読まれやすくなること。

例を挙げると2013年のジャパンカップWiFi予選マスターの部では勝海さんが「袋叩き噴火スイッチパーティ」(真バトル奥義第五世代最終ガイド 三才ブックス 参照)で1位となり、ランキング発表直後にその構築を紹介しましたが、ジャパンカップ本戦で世界大会切符を勝ち取ったのは、それまで全く関連する記事を公開していなかった、げべぼさん(優勝)と当時ダークホース的存在であったハルトさん(準優勝)でした。

情報化社会の煽りを受けてか、たかがゲームとは言え完全に構築を隠しながら大きな大会に臨むことは難しいです。2013年当時はバトルビデオのナンバーからポケモンの技構成、努力値等多くの情報が解析できるpokecheckが広く利用されており、当然WiFi大会の成績上位者はマークされていました。とは言え、トレーナーネームを本HNと変えたり(ブラックやホワイト等よくあるトレーナーネームにする)、サブロムを併用する等して対策していた方もいたと思います。
「どうせpokecheckで構築はバレてる」としても、本人が自身のブログで公開するかどうかで認知度は大きく変わったと思います。

現在はshowdownを練習の場として利用している方も多いですが、日本人だけでなく海外の有名プレイヤーも大きな大会の前等では違うスクリーンネームを利用したりして構築の機密性に注意を払っています。
6世代ポケモンXYではリアルタイムpokecheckとも言えるbattle analyzerが話題になってレーティングバトルが休止していた時期もありましたが、ポケモン公式側の尽力で対策がなされ、本来ある機能のバトルビデオ再生くらいでしかレーティングバトルで対戦した相手の構築を分析することは出来なくなりました。

海外サイトnuggetbridgeの掲示板では「構築公開の背景」という論題でドイツ人トッププレイヤーのLajoさんを中心に議論がなされていました。
http://nuggetbridge.com/forums/topic/6567-the-idea-behind-publishing-team-reports/

一般に構築を公開する理由として挙げられるのは、
・対戦環境、流行構築ポケモンの変化により使えなくなった
・シーズン終了(ジャパンカップ敗退、世界大会終了など)
・単純に結果を出したことを周知させたい

といった理由が挙げられますが、この掲示板で特に話題になっていたのは「コミュニティーへの献身、貢献」です。
勝利至上主義で言えば、トッププレイヤー層が全く構築を公開せず、また一般プレイヤーがアドバイスを求めている時に声を掛けたりしなければ、背景にある戦略組み立て等は一般化せず、新しいプレイヤーが結果を出したりダークホース的なプレイヤーが現れることは少なくなると思います。
この議論の中では言わば「利他主義」、自分が今後も使用する可能性のある構築を率先して公開することで他のトッププレイヤーの方が構築を公開するよう促すことができるし、これから頑張ろうとするプレイヤーには大変有益な資料となります。
構築を公開することによる他のプレイヤーとの交流、議論を楽しむことが勝利至上主義を上回っているのであれば積極的に構築を公開する、という考えもあるようです。

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